本作は、短編五章で構成されたキャンペーンシナリオです。
全五章を通して、メインとサブの共鳴者(計二人)
の視点で物語が進んでいきます。
メインの物語と並行して、もう一つの物語もお楽しみ下さい。

ねえ、『牛の首』って知ってる?

真実を知った者は、恐怖のあまり正気を失うという都市伝説。
それは他愛ない、ただの噂話のはずだった。
女子生徒の自殺を皮切りに、
怪奇事件に見舞われる「月光学園」。
そして、牛頭(ごず)の花嫁を名乗る何者かからの予告状。

『牛ノ首 ガ 誰カ ヲ 殺ス』

全ての元凶「牛の首」に隠された真実とは。
都市伝説を廻る、命懸けのゲームが始まる。

1940年11月某日

大叔父または遠縁の親戚にあたる
「日下部 藤吉郎」氏の訃報の知らせが届く。
葬儀に参列するために、
東北の寒村「杉沢村」へ赴く親族たち。

そこで目の当たりにしたのは、
村の因習 『牛頭の嫁入り』であった。

「牛の首」に起因する、呪いの正体とは一体...。
現代パートへ繋がる、時を超えた究明編。

共鳴者A

君は月光学園の理事長から依頼され、「女子生徒の自殺の真相」「牛頭の花嫁の正体」を調査している。

共鳴者B

君は月光学園の学生だ。自殺した女子生徒の死に疑問を抱き、「女子生徒の自殺の真相」を調査している。

共鳴者C

君は月光学園の学生だ。予告状事件の犯人と思われる「牛頭の花嫁の正体」を調査している。

共鳴者D

君はとある目的のために、正体不明の都市伝説「牛の首」に隠された真実を調査している。

沢 一誠あけざわ いっせい

著名な郷土史家。研究資金確保のために、オカルト雑誌にコラム寄稿を続ける内に、世間からは”怪異研究家”として知られるようになる。1年前、都市伝説「ツクヨミアソビ」に関するコラム執筆中に謎の変死を遂げた。

師寺 美冬やくしじ みふゆ

明るく天真爛漫な少女。月光学園に通う女子生徒。勘が鋭く、厄介事から逃れる危機察知能力に長ける。一ヶ月前、双子の姉である“薬師寺 小春”が突如自殺した事で、塞ぎ込んでいる。

影 巌つきかげ いわお

月光学園理事長。逞しい体躯の初老男性。長年海外で暮らしていたが、最近帰国してそのまま理事長に就任した。洒落っ気のある気さくな人柄。学園生徒の自殺、学園内での怪奇事件が重なり、事件の調査を【共鳴者A】に依頼する。

森 ななせみずもり ななせ

軽音楽部所属のバンド少女。月光学園に通う女子生徒。クールビューティーを体現したような人柄で、男女問わず人気が高い。

聞 文太たもん ぶんた

昔ながらの不良少年。月光学園に通う男子生徒。素行は悪いが、義理堅い人情派である。家庭の事情で、年の離れた幼い妹と二人で暮らしている。

江 京香しのえ きょうか

月光学園の保健室に勤める養護教諭。言葉はきついが根は優しい。極めてリアリストで、都市伝説や怪異といったオカルトに関しては懐疑的。

目鬼 縁どうめき ゆかり

寡黙でミステリアスな少年。月光学園に通う男子生徒。容姿端麗で女子生徒にモテるが、本人は無関心。寺の一人息子で霊感が強く、心霊や怪異への造詣が深い。

こいずみ

喫茶店「月下蝶」を営む初老の男性。10年前、かつて愛した女性が亡くなり、彼女がコーヒー好きだったことから、哀悼の意を込めて喫茶店を開く。怪異や伝承に詳しく、郷土史家“朱沢一誠”とは古い付き合いのようだ。

師寺 小春やくしじ こはる

ミステリアスで、どこか浮世離れした雰囲気を持つ少女。月光学園に通う女子生徒。一ヶ月前、学園旧棟の屋上から投身自殺をした。彼女の死を皮切りに、月光学園で怪奇事件が起き始める。

日常パート

協力者と交流して怪異の噂を収集しよう

新たな噂が、事件の真相究明の鍵になる

探索パート

呪われた夜の校舎で、怪異の痕跡を調査

怪異を生み出した”いわく”を探し出せ

怪異遭遇パート

怪異との遭遇には命の危険が付きまとう

最適解を導き出して、恐怖に立ち向かえ